初めてのブライダルフェア参加だと、どういったものなのかがよくわからずに緊張してしまったり、逆に何も準備せずに行ってしまったりすることが考えられそうです。
どういったことに注意しておくといいか、先輩の視点からアドバイスを書いておこうと思います。
ある程度の内容を知っておく
実際に参加してみたことがないと、ブライダルフェアがどういったものかがわからなかったりすると思います。
以前書いた記事(ブライダルフェアってどういうもの?)では、「結婚式場を知ってもらうためにやっているイベントのこと」と書きました。
ですが、もう少し突っ込んで書くと「商談会」のような雰囲気もあります。
自動車ディーラーで新車を購入するときには、担当の人とテーブルを挟んであれこれと話をすると思いますが、そんな感じの側面もあるのです。
自動車ディーラーだと、売っているものは「車」ですが、ブライダルフェアだと、それが「結婚式(挙式・披露宴)」になります。
ブライダルサロンや式場にゴージャス感・ピュア感があったり、あと、結婚を控えているということで、気分の上がり方がモノの商談とはちょっと違うと思いますけれども。
会場を見せてもらったり、試食会付きフェアであれば食事したりする時間もありますが、ベースは商談会。
(ブライダルフェアだと「相談会」といったワードが使われますが)
全体で3時間ほどの時間がかかるイメージでいるといいかと。
流れは、一例で次のような感じです。
受付書類(アンケート)に記入
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担当の方と挨拶
↓
ヒアリング(どういう式を考えているのかを聞かれる)
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会場見学
↓
試食
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ヒアリング(見学を経て、さらに細かめに聞かれる)
↓
見積もり作成
↓
見積もり提示・内容説明
↓
仮予約
これでわかるかと思いますが、フェアが終わるときには、「だいだいの見積もり金額」が出ます。
そして、仮予約的なことをして会場を後にすることが多いです。
式場側からすると、結構真剣な営業活動の場ってことが伝わるでしょうか?
とはいっても、押し付けがましさを感じるようなところまではいかないと思います。
基本は、「どんなところなのだろうか?」と期待をふくらませながら、楽しむノリで行くのでOK。
でも、式に対してあまりに漠然としたイメージしか持っていないと、担当の人が困ってしまったり、フェアの時間が長~くなってしまうこともあり得るかと。
自分たちの結婚式をどんなふうにやっていきたいか、ある程度は考えていくほうがおすすめです。
結婚式のある程度のイメージを描いておく
どいうったことを考えておけばいいのでしょうか。
だいたい、以下のようなことをカップルで話し合って出しておくといいと思います。
式を挙げる時期・曜日
■1年後とか半年後とか、式を挙げたい、だいたいの時期
■曜日
■「大安」などを考慮するかどうかどうか
招待人数
どのくらいの規模になりそうか
予算
結婚式の相場費用などを調べ、自分たちはどのくらいでやっていきたいか
挙式の形式
■チャペル式(様式)
■神前式(和式)
■人前式
などがありますが、どれでやりたいか。
服装・持ち物
服装に関してはこちら(→ブライダルフェアにはどんな服装でいけばいい?)で書きましたが、ラフ過ぎない格好で行きましょう。
ウェディングドレスやタキシードの試着をする予定ならば、下着や靴下もチェック。
持っていくといいものは
■メモできるものとペン(○ ←できればあったほうがいいです)
■カメラ(△ ←なくてもいいかも)
■大きめのバッグ(△ ←資料は紙袋等に入れてもらえるので、なくてもいいかも)
があります。
私たちの初ブライダルフェアでの経験
私たちのブライダルで、「ほほぉ~。そうきましたか」的なことがありましたので、書いておきます。
それが初めてのブライダルフェア参加だったことを伝えたからだと思われますが、担当の方に「いま、結婚式を挙げられる方が平均どれくらいの会場に行かれるかご存知ですか?」のように聞かれたのです。
知らないとお伝えすると、1.4会場とか1.6会場といった数字を教えてくださいました。
2会場もいかない、と。
いまの世代はネットでなんでも情報を知ることができる人たちなので、事前調査力がすごい。
だから、多くの人は本命の会場にいきなり出向いて、それでスパッと決めてしまう傾向がある。
逆に、あちこちを回るようなカップルは、いろんな迷いが出てきたりして、いつまでも決まらなかったりする(から、そういうのはおすすめしない)、と。
初めてのフェア参加で、勝手がわかっていない&気分が少々舞い上がってしまっているような状態で、「そういうものかな」なんて思いながら聞いていました。
しかし、冷静になって考えてみると、これは営業的なトークでしょう。
自分のところに決めてもらいたいから、そういう話をされたのだと思います。
平均の1.4会場とか1.6会場といったデータの出元、たしかゼクシィとおっしゃっていた気がするのですが、チェックしてみると、そういった数値ではありませんでした。
まぁ、強引過ぎるような言い方でもなく、嫌な気分にまではなりませんでしたけれど。
後輩に伝えるとしたら、「そういった口車(表現が良くないか?)には乗らないように」ってことです。
いまどき世代はしっかりしている人が多く、たいていは大丈夫だと思いますが。
式の満足度を高めるためには、やはり複数会場を回って比較検討することをおすすめします。
何会場かを見ていくことで、それが一般的なことなのか、その会場に限ったことなのかがわかってきたりもします。
一会場だけで契約を決めてしまうと、その後、本格的に式の打ち合わせを進めていく中で「えぇ~、そうなの?」的なことが出てきたとき、解消が難しくなってしまうのではないかという気もいたします。
(判断材料に乏しく、わがままを言えることなのか、そうでないのかがわからず、不満を抑えて納得感のないままに進めていってしまったり・・・)
それと、ブライダルフェアに参加できるのは、結婚前の限られた時期だけだと思います。
一生に一度のタイミングかも知れないのですから、気になるところには行ってみるといいと思いますよ!
まとめ、的に
いろいろと書きましたが、基本はワクワク感を胸に行ってみるのでOKです。
私の経験からすると、フェアに参加して「がっかりした」という会場はありません。
参加してみると、知らなかった部分を見せてもらえて発見があったり、ブライダル担当の方々の人への接し方で得るものがあったりして、その会場へのファン度はすべてアップしています。
今後、その会場の近くを通りかかったり、喫茶・レストラン利用などをするときには、きっとフェアのことを思い出すのでしょう。
そういう体験ができる機会ですから、積極的に活用してみるといいのではないでしょうか。